異なった発想を持つ人材による専門領域を越えた総合的調査研究活動・新世代を担う人材の育成・人類社会への貢献

ナノメカニクス研究会

委員長 都甲 潔 （九州大学高等研究院 特別主幹教授）

●研究会コンセプト

近年、材料、デバイス、バイオなど多くの分野で分子・原子レベルの計測や制御が可能となり、ナノスケールの新素材や新機能が実現されつつある。
　本研究会は、このような環境の下、ナノスケールの３次元機械構造がもたらす機械的な振る舞い(ダイナミクス)を探究し、新規もしくは高度な機能を有するセンサやアクチュエータを実現するために必要な基礎科学・技術を構築することを目的とする。そのために、『ナノ振動』をコア技術と位置づけ、材料、微細加工、精密機構設計、理論解析・シミュレーション、センサ・アクチュエータ、計測・制御、神経生理学や生体模倣など複数の分野の研究者が集まり、基礎理論から応用技術展開まで広く調査研究を行い、自由闊達な議論を通じ、従来にない高度集積・知能システムの創成を目指す。最終的には本研究会の成果を社会実装することによる社会貢献を目標とする。同時に他の感覚（味覚、臭覚、視覚、聴覚）との統合も意図した調査研究も行う。
　まず、生体の触覚力覚のメカニズムを解明し、人間の手を超える究極の『手』の機能を実現するために必要な基礎科学・技術の構築を目指す。

●会員名簿